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Layriseマニュアル
LAYRISE EXTENDED LRC歌詞の書式約8分

Layrise拡張LRC
の書き方

行、本文、ルビの読み。それぞれの時刻を指定し、歌詞を音源に合わせて表示します。

ひとことで言うと

本文と読みの時刻、そして行の終了を、別々に指定できます。

行の角括弧、行内の山括弧、ルビの始点と読みを組み合わせます。実例で書式を確認し、Layriseの歌詞編集画面で形式を選んで登録します。

01

SPECIFICATION FOR GENERATIVE AI

生成AIに渡す仕様スニペット

「仕様をコピー」で、下の文章を生成AIへの依頼に貼り付けられます。作成したい歌詞、ルビの読み、確認済みの時刻データを一緒に渡してください。

Layrise拡張LRCの生成用仕様
Layrise拡張LRCを生成してください。以下の仕様と、別途渡す歌詞本文・読み・時刻データを守ってください。

【出力】
生成が可能な場合は、UTF-8の.lrcまたは.txtとして保存できるLRC本文だけを返してください。Markdownのコードフェンス、説明、JSON、独自タグは付けないでください。
必須の行開始時刻や、条件上必要な行終了時刻が不明な場合は、生成前に不足分を質問してください。時刻・読み・歌詞を推測して補わないでください。任意の行内時刻が未指定なら、そのタグを省略してください。

【時刻表記】
・すべて音源先頭からの絶対時刻です。mm:ss.cc または hh:mm:ss.cc を使い、小数点はドット、小数部は百分の一秒の2桁(1cc=10ミリ秒)にします。
・mm:ss.ccの分は2桁以上で100分以上も使用できます。時間付きでは分は00〜59です。秒は00〜59、小数部は00〜99です。

【行の開始・終了】
・基本形は [行開始]本文[行終了] です。行頭の[時刻]は必須、行末の[時刻]は明示行終了です。
・行終了は行開始以降にします。表示範囲は開始を含み、終了を含みません。行終了が開始より前かはoffset適用前の値で確認します。
・Layriseでは行終了を省略できます。省略時は同じ登録歌詞の次の異なる行開始まで、最後の行は曲末までが表示範囲です。
・LyriCueで「複数人歌唱」と「歌詞を一つにまとめる」を両方有効にして書き出す場合は、各行に明示行終了が必要です。これはLyriCueの書き出し条件です。
・同じ開始時刻の別行を削除・結合しないでください。同時刻では元の行順を保ちます。複数の登録歌詞では登録順・元の行順を保ち、別歌詞の行開始で終了を短縮しません。

【本文とルビ】
・本文内の<時刻>は直後の文字列の開始です。文字のない<時刻>は直前の単位の終端を表し、末尾の空のタグも保持します。本文終端の<時刻>と行終了の[時刻]は別です。
・ルビは |親文字《読み》 または |親文字《読み》 と書きます。半角|と全角|の両方を読み込めます。生成時は半角|を使ってください。
・親文字と読みには、それぞれ独立した<時刻>を付けられます。読みを本文へ重複して追加せず、未指定時刻を文字数で均等配分しないでください。
・ルビ構文の境界にある同時刻タグや、歌詞単位の間の空白時間を省略・吸収しないでください。

【補正・文字列・検証】
・[offset:+100]のように整数ミリ秒で補正できます。負数も使用でき、行開始・行終了・本文・読みのすべてへ適用します。補正後に負になる時刻は0秒へ丸めます。
・[language:ja]などのメタデータ行は歌詞行にしません。空白だけの行は無視し、本文中の空白は保持します。<word>や[Chorus]など時刻でない本文は残します。
・ルビ構文でない本文の|・|・《・》は、Layriseでそれぞれ│・│・«・»として表示されます。保存する入力原文と読みの文字は変わりません。
・<時刻>と《読み》を閉じ、秒・分・小数桁の範囲を確認してください。行開始のない歌詞や、開始より前の行終了は生成しないでください。

【書式例:実際の歌詞・時刻への流用はしない】
[00:10.00]<00:10.00>が<00:11.00>|<00:11.38>空<00:11.38>《<00:11.38>そら<00:12.29>》<00:12.29>へ<00:13.00>[00:14.00]
表示本文は「が空へ」、読みは「そら」です。本文の空の終端は13.00秒、行終了は14.00秒で別々です。読みは11.38秒開始・12.29秒終端です。

生成された内容は、Layriseで「Layrise拡張LRC」を選んで取り込み、音源と再生位置を合わせて確認してから保存してください。

02

LAYRISE EXTENDED LRC

行・本文・ルビの時刻を分けて指定する

Layrise拡張LRCは、歌詞の行、本文中の文字や単語、ルビの読みに、それぞれ時刻を付けられる同期歌詞形式です。読みの進み方を本文と別に指定したいときや、行を表示する終了時刻を決めたいときに使います。

LINE

角括弧は行の開始・終了

先頭の[時刻]は行の開始、末尾の[時刻]は省略可能な行終了です。行の開始は必ず指定します。

TEXT & RUBY

山括弧は行内の時刻

<時刻>は直後の文字列の開始を表します。本文とルビの読みの両方で使えます。

行の開始と終了を指定する基本形
[00:10.00]最初の行[00:14.00]
[00:14.00]次の行

登録時の形式は「Layrise拡張LRC」を選びます。通常のLRCや従来のEnhanced LRCは「LRC / Enhanced LRC」で登録します。ファイルの拡張子から形式が自動で選ばれるわけではありません。

03

TIMESTAMP FORMAT

時刻の書き方

行開始・行終了・本文・読みの時刻は、いずれも音源の先頭からの位置です。行開始からの相対時間ではありません。小数部分は百分の一秒で、2桁が必要です(1cc=10ミリ秒)。

時刻の書き方の一覧
形式指定できる値例
mm:ss.cc分は2桁以上。100分以上も指定可能。秒は00〜59、ccは00〜99。[00:10.00] / <100:02.50>
hh:mm:ss.cc時間を付ける場合、分と秒は00〜59。ccは00〜99。[01:02:03.45] / <01:02:04.00>
1時間以降の行、本文終端、行終了の例
[01:02:03.45]<01:02:03.45>遠く<01:02:04.00>[01:02:05.00]

この例は1時間2分3.45秒に「遠く」が始まり、本文の終端が1時間2分4秒、行の終了が1時間2分5秒です。文字列の終端と行終了は別々の指定です。

04

LINE START & END

行の表示範囲と並び順

明示した行終了は、その行の開始と同じか、それより後の時刻にします。行の表示範囲は開始時刻を含み、終了時刻を含みません。行を時刻順に入力していなくても、再生時は開始時刻順に並びます。

同時刻の行と、逆順に入力された行の例
[00:10.00]上[00:20.00]
[00:10.00]中[00:18.00]
[00:09.00]下[00:19.00]
  1. 01

    開始時刻で並べる

    表示順は9秒の「下」、10秒の「上」「中」です。同じ開始時刻の行はまとめて消さず、元の入力順で残します。複数の登録歌詞では、登録順と各歌詞内の入力順を保ちます。

  2. 02

    各行の終了を保つ

    15秒では3行とも表示範囲内です。18秒で「中」、19秒で「下」が範囲外になり、19秒では「上」だけが残ります。

  3. 03

    終了を省略した場合

    同じ登録歌詞の、次の異なる行開始時刻までを表示範囲にします。最後の行は曲末まで続きます。別の登録歌詞の行開始で終了時刻を短縮することはありません。

05

INDEPENDENT TIMING

本文と読みを別々に進める

<時刻>を複数置くと、直後の文字や単語ごとに表示を進められます。本文と読みの時刻は独立しています。時刻を指定していない文字へ、Layriseが時刻を均等に割り振ることはありません。

本文と読みを別々に進めるの一覧
対象開始終端・終了
行全体10.00秒14.00秒(行終了)
本文「が」10.00秒11.00秒に文字のない区間へ移る
本文「空」11.38秒次の本文「へ」は12.29秒から
読み「そら」11.38秒12.29秒(読みの空の終端)
本文「へ」12.29秒13.00秒(本文の空の終端)
表示本文が「が空へ」、読みが「そら」になる例
[00:10.00]<00:10.00>が<00:11.00>|<00:11.38>空<00:11.38>《<00:11.38>そら<00:12.29>》<00:12.29>へ<00:13.00>[00:14.00]

文字のない最後の<00:13.00>も本文の終端として保持されます。これは行を終える[00:14.00]とは別です。読みの末尾の<00:12.29>も、読みの空の終端として保持されます。

06

RUBY READINGS

半角・全角の始点でルビを付ける

|親文字《読み》または|親文字《読み》と書くと、親文字の上に読みを表示します。始点は半角の「|」でも全角の「|」でも使えます。親文字と読みの内部には、それぞれ<時刻>を入れられます。

同じ「山へ」を表示する半角・全角の例
[00:00.00]|山《やま》へ
[00:00.00]|山《やま》へ

2行目が全角の始点を使った例です。本文は「山へ」、親文字は「山」、読みは「やま」です。読みの時刻を省略したルビも使えます。その場合、読みへ文字単位の時刻を補完することはありません。

07

OFFSET

offsetで時刻をまとめて補正する

[offset:+100]のように、ミリ秒単位の補正を指定できます。プラスは遅い時刻へ、マイナスは早い時刻へずらします。行開始、行終了、本文、読みのすべてに同じ補正を適用します。

100ミリ秒遅らせる例
[offset:+100]
[00:10.00]<00:10.00>あ<00:11.00>[00:12.00]

この例の行と「あ」は10.10秒から、本文終端は11.10秒、行終了は12.10秒になります。[offset:-100]も指定でき、補正後に0秒より前になる時刻は0秒へ丸めます。行終了が行開始より前かどうかは、補正前の値で検証します。

08

TEXT & METADATA

メタデータ・空白・記号の扱い

メタデータ・空白・記号の扱いの一覧
ルビ構文ではない本文の記号表示する記号
| または |│
《«
》»
METADATA

メタデータ行は歌詞にしない

[language:ja]のような文字キーのメタデータ行は、歌詞行として扱いません。空白だけの行も無視します。歌詞本文中の空白は保持します。

LITERAL TEXT

時刻ではないタグは本文に残す

<word>や[Chorus]などの、時刻ではないタグ状の文字列は本文として保持します。これらだけでは行開始の時刻にはならないため、行頭には[時刻]が必要です。

記号の置き換えは表示時だけです。保存する入力原文は変わりません。ルビの読みの中の文字も、この置き換えの対象にはしません。

09

VALIDATION

保存できない入力を確認する

解析できない同期歌詞は保存できません。時刻の書式、タグの閉じ忘れ、行の開始と終了を確認します。次の2行は、それぞれ不正な入力の例です。

TIME FORMAT

時刻の桁と範囲

秒が60以上、小数が2桁でない、時間付きの時刻で分が60以上、といった入力は無効です。行終了を行開始より前にすることもできません。

STRUCTURE

行頭と閉じる記号

歌詞行の先頭には[時刻]を付けます。<時刻>と《読み》を閉じ、offsetにはミリ秒の整数を指定します。時刻のない歌詞だけでは、同期歌詞として登録できません。

不正な例:ルビの閉じ忘れ/行内時刻の閉じ忘れ
[00:01.00]|空《そら
[00:01.00]<00:01.00空
10

ADD TO LAYRISE

Layriseへ登録して再生する

  1. 01

    同期歌詞の編集を開く

    歌詞画面の編集、またはライブラリのメタデータ修正から歌詞タブを開き、「同期歌詞」を選びます。

  2. 02

    登録する歌詞と形式を選ぶ

    編集する登録歌詞を選びます。必要なら追加して名前を付け、形式を「Layrise拡張LRC」に設定します。

  3. 03

    本文を入力・取り込みする

    直接入力するか、「ファイルからインポート」でUTF-8の.lrc・.txtを読み込みます。選択中の入力欄へ反映されるため、対象の歌詞と形式を先に確認します。

  4. 04

    検証結果を確認して保存する

    不正な時刻や閉じ忘れがあれば修正し、保存ボタンで確定します。ファイルを取り込んだだけでは保存されません。

  5. 05

    音源に合わせて表示を確認する

    歌詞画面で表示元を選び、本文・ルビ・終了のタイミングを確認します。複数表示を有効にすると、選択した歌詞を同時に表示できます。

11

EXPORT FROM LYRICUE

LyriCueから書き出す場合

LyriCueでは、書き出し形式の「Layrise拡張LRC」でルビあり・なしを選べます。ルビありの出力は半角の「|」を始点に使います。ルビなしでは読みと構文の記号を除き、親文字を残します。

LyriCueから書き出す場合の一覧
使う場面明示行終了の条件
Layriseへ拡張LRCを登録する行終了タグは一般には省略可能。同じ登録歌詞の次の異なる開始時刻、最後の行は曲末までを表示範囲にする。
LyriCueで「複数人歌唱」と「歌詞を一つにまとめる」を両方有効にして書き出す各行の明示終了が必要。行終了を設定し、完成してから書き出す。

LyriCueの書き出し条件を、Layriseの全行に終了タグが必要という規則へ読み替えないようにします。書き出したファイルをLayriseへ取り込むときは、登録する歌詞の形式を「Layrise拡張LRC」に設定してください。

Layriseの歌詞仕様と登録方法を2026年10月21日時点で確認しています。